ゲーム配信がこなせる低価格PCが欲しい
こんな要望に応えてくれるのが
6C12Tなのに9980円で販売されている
Ryzen5 1600AF。
そして、BTOパソコンを取り扱うショップ3社が
発売から1週間を待たずに搭載機をリリース。
ですが、「CPUが安いんだからBTOも安いだろ!」
という先入観だけで適当に選ぶと
全くお得じゃない買物をする羽目になることがわかりました。
さらに報告。
20年7月にはBTOパソコン工場の在庫からも
CPU本体も
販売店から姿を消しました。
そんなわけで、
コスパにうるさいRyzenおじさんな自作erであるぼくが
コスパの悪い製品を掴まされない方法を
ここに御アクセス頂いた方にだけ特別に
公開しちゃいます!
「行き先案内」 | |
スペック | 1600AFで選ぶ際の注意点 |
CPUとしての1600AF | 最安で買えるお店へ向かう |
1600AF搭載機は低価格だったのか?
CPUとしては1600AFって本当に破格なんですよ。
別サイトで1600AFに記事を投稿したんですが
調べれば調べるほど「やっすいなオイ!」と
自作erとして感動したものです
(関連記事:Ryzen5 1600AFで組むPC、i3並みの予算でi5より高性能な件について)
ただ、売り手としては悩ましいわけです。
どないかして客単価を上げるか
素直に安く売って集客を重視するかで
ふたを開けると先行して発売したブランドでは
前者が2/3でした。
メモリメーカーへのこだわりがあれば
選ぶ理由があるケースもありますが
その場合になると1600AFではなく
格上CPU搭載機を買った方が
いい買物が出来ますからね。
1600AF搭載BTOのオススメ用途
旧世代機なので、出力がちょっと低めなんですよね。
クロック数を0.4ほど低く、
3300Xとかに比べると
明らかに非力さを感じる。
ゲームはコアの強さが命ですからね。
ただ、それ以外はコア数もスレッド数もあるので何でもできる。
動画視聴専用にはもったいないスペックですが
価格が価格なので気にするほどでもない
ってのも嬉しいですね。
1600AF搭載BTO ツクモ版
- メモリ:8GB~
- SSD:240GB
- マザボ:PRIME B450-PLUS(ASUS)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- 電源:550W/80PLUS BRONZE
- ケース:G-GEARミドルタワー69JD(Size:190×475×435)
- 5インチベイ:1/2
- 3.5インチベイ:0/1
- シャドウベイ:2.5が1占有 3.5・2.5ともに3積める
- 重量12KG
- GPU:GTX1650/1660Ti/Radeon5500XT
まず、メモリの増設について。
- 8GB(標準)で72,800円
- 16GBにすると83600円(+10,800円)
- 32GBにすると93800円(+21,000円)
になります(GTX1650搭載モデルの場合)
自分で取り付ける場合だと
2500~6000円ほど
増設費を圧縮できます。
基本価格はGPUでより大きく変化しますね。
GTX1650搭載で72,800円~
GTX1660Ti搭載で86,800円~
Radeon5500XT搭載で79,800円~
という内容で販売されてますし。
1600AF搭載機はFRONTIERで買うべし
理由はツクモ版1600AF機のエントリーモデル(16GB×GTX1650)に
2,600円を足すだけで
50Wぶんの最大出力アップと
GPUの二階級特進が出来ますから。
安さだけで言えばTSUKUMOのエントリー構成で構わないかもしれませんが
8GBでは長く使うことを考えるとかなり非力。
(関連記事:8GBメモリを買うべきじゃない理由【節約したいなら必見】)
それを思えば16GBへの格上げに伴う出費で
得られる質的向上をガッポリ狙う方が賢い。
よって、僅差でFRONTIER推しとなります。
1600AF搭載BTO ark版
「エントリー価格差 2.4万円の内訳」
- メモリの最低値が16GBである(それでも13,200円ぶん高い)
- NVMeの512GBが標準ストレージ
- 標準GPUが1650SUPER(GPU価格差およそ6,000円)
- メモリが信頼のSanmax製
5600XTやRTXが選べるのが特徴。
ではありますが、先述の通り1600AFに
これらのグラボは重すぎる。
ですので、サンマックスメモリに
こだわりがある等の理由がない限りは
arkでBTO買いする意味はないかと。
それなら1.3万円マシでまとめて
GPU、メモリCPUを底上げできる
3600搭載機を買うべきです。
1600AF搭載BTO買うならFRONTIER版!
- 1660SUPER搭載で85,800円!(たった2600円プラスで大幅アップグレード)
- 電源も50Wぶん増量!
- 光学ドライブなしから選べる!(にしても安い)
※その他の構成はTSUKUMOの1650構成と同じ
※終売
FRONTIERの1600AF搭載のセール品BTOパソコン。
実用性を損なわない範囲で
セール品らしく価格で攻めてる逸品。
最初から16GBと充分なストレージを
完備する気遣いが嬉しいひと品。
2600円出して
電源容量とグラボの性能が大きく改良するなら
実はより安い買物だったりします。
1600AFってどんなCPU?
- 「安くて性能をいいのを頼む」→いの一番で候補に
- グラボとCPUは分業させたい
- そもそも何で1600AF選ぶ前提なの?
予算もケチりたいけど高性能なグラボ積みたい
とにかく予算を削りたい
でも、性能であんまり妥協したくない!
これ、ぜーんぶ叶えてくれるCPUです!
そのため、発売から60日を過ぎるのを待たずに
売り場からもBTO工場の在庫からも姿を消しました。
1600AFは¥9,000台でも6C12T
マルチタスクに強い6コア12スレッド。
3世代Ryzenに比べると少し非力なクロック数。
なのに1万円未満の税抜き価格を誇る超コスパCPU。
単純に「とにかくCPU代を抑えたい」なら
いの一番に候補に入るCPUです。
安さの理由も「旧世代機だから」に尽きるので
消費電力などでガッカリさせられることはありません。
1600AFにはグラボ必須
Ryzenの基本は「グラフィックがない」
例外にGを冠するAPUがありますがごく少数。
自作でRyzenを組むならGPUを買うのは常識と言ってもイイですね。
もちろん、このブログで紹介するBTO屋さんで
1600AF搭載機を調達する場合
Ryzenをグラボ抜きで組んでしまう心配はないので
BTOで買う1600AF機の場合は
「高性能グラボをいかに安く買うか」
以外、特に気にする必要ないでしょう。
1600AF終売のウワサ
1600AFはその安さゆえに大人気。
品薄がデフォという状況が2020年6月下旬まで継続。
3300Xはおろか3500まで在庫が狩り尽くされる状況でした。
終売の話ともどもまだウワサの域は出ませんが、
もともと数量限定生産品だった
という話も耳にしましたね。
ですので、部品取りによる入手という意味で
BTOを買うことも視野に入れるべき状況かと。
そういう意味では1600AF搭載のセール品というのは
とてもお買い得なお買い物と言えますね。
1600AF搭載BTOを選ぶ理由
- 高性能グラボを安く調達したい
- とにかく高性能を安く手に入れたい
- パワーより器用さをできるだけ安く入手したい
ゲーム配信そのものはこなせるけど、
Biohazard RE3以上に
重いゲームを動かす力まで求められるとキツい。
そんな性質の安さが特徴的な6コア12スレッドCPUです。
この性質から買う理由は上の3つに絞られます。
1600AF搭載機をリリースした各社は
商品展開についてもこれに即してますからね。
高性能なゲームに手を出すまでのつなぎとして
買うのもアリと言えばアリですね
自作erから見た1600AFのBTO
Ryzenを選ぶコスパ第一主義者なぼくとしては
FRONTIERの提供の仕方が完璧すぎる!としか言えません。
G-GEARはメモリ増設が割高だし
arkは元値が高いせいで
選択肢の広さを台無しにしている。
唯一、元値をぼくの予想する範囲で削って
選択肢の多さというメリットを真の意味で生かし
増設価格の謙虚さでG-GEARを圧倒してるのがFRONTIER。
重すぎないゲームであれば
ゲーム配信できるマシンを買えはする。
買う場所を間違えればお得に買えないので
注意されたし!
というのが1600AFを積んだBTOに対する
2020年5月20日時点の評価です。
守銭奴のオススメ1600AFのBTO≪結論≫
FRONTIER以外でBTO買いすると
1600AFのお得さをユーザーは全く味わえません。
1600AFだからBTOも安いだろ
、とぼくも思い込んでた人間でしたから
注意喚起をしたくなるのが人情ってもんです。
ちゃんと調べないと大損するので、
この記事を読んでから買う場所を決めてほしい
とドケチ自作erとして心から思いました。
「GARELLIAの3500搭載モデルが69,980円で
CPUの差額をそのまま反映すれば
6.5万円台で買えるよね!」
というのがぼくの予想でしたから。
ですが、初期に発売した
FRONTIER、TSUKUMO、arkの中で
6万円台に収めたのはFRONTIERだけ。
おかしなオリジナルパーツでも使わん限り
安かろう悪かろうがない
ってのがショップBTOパソコン。
残念ながら1600AFは終売してしまいましたが
代わりが務まる程度のコスパを誇るPCを下に紹介します。