遅いHDDだけのパソコンって本当に安いの?【守銭奴が解説】

HDD

自作を始めた理由の一つは

会社でHDD起動のパソコンの遅さに散々悩まされたから

守銭奴な自作er、てーとくです。

会社でも家でも、
古いパソコンやSSD非搭載パソコンを使っていると

OSの起動だけでなく、
ソフトの起動をはじめ
あらゆる動作がひどく鈍重になる

なんて症状で悩まされてる人はぼくだけじゃないハズ

そんなわけで、備品を買う部門の人や

家のPCをこれから買う人に向けて

この手の苦痛から解放される
「パソコンの買い方」などについて
お話ししちゃいます!

もちろん、「HDD縛り」による安さが決して本物じゃないことについてもね。

(´-`).。oO(会社PC、Win10なのにHDDしか積んでないんだよな・・・マジつらいわ・・・)

会社のPCが遅いのはHDDのせい

会社と
家電量販店で買った
メーカーPCを使っているお宅

HDDのために頭の痛い思いをする環境
7割がたは「このどちらか」ですね。
(関連記事:パソコン買うならどこがいい?【解答者:守銭奴な自作er】

社内外からの要望や質問に回答するまで
扱うソフトによっては20分を超える。

速さをウリにしているWindows10の起動に1分以上かかる。

この手の苦行をバラ撒く犯人は
1枚のHDDに何もかもを保存している
ケチなストレージ構成。

なぜ、HDD1枚で安く上げる買い方が
ここまでの混沌を生み出す
戦犯になってしまうのか。

「部下に質問してもパソコンのせいで回答に時間が掛かるだと?ふざけるな!」

と日頃から憤慨する
節約意識の高い
経理担当者や経営者様には
特にご覧いただきたいですね。

ドケチな守銭奴として
「HDD依存での経費削減」が
いかにひどい欠陥を抱えているか

ということを解説する記事になっておりますので。

人材と同じく、苦行万能説を信じて
不向きなことを強い続けたところで
業績改善が思うようにいかないのは
機械も同じですので。

 

HDDの使い途@守銭奴

画像・テキスト・軽量のソフト・ベンチマークソフト、ノベルゲーを納めています。

3Dゲームや本格的な映像データはnvmeへ
OSとマザボ謹製ソフトやAMDのソフトは
SATAのSSDへ

という具合にデバイスごとしっかり分けて使ってます。

HDDは軽いソフトやファイルを出し入れする為のもの。

HDDに苦手なことをさせないのが
いい仕事道具の基本ですから。

ソフトの起動は「ストレージ、メモリ、CPU、GPU」すべてがかかわる総力戦ですからね。

重いソフトを開けるときによくあるんですが
HDDがモタつくと全てがモタつく

そういうことを理解しているからこそ、
SSDとHDDの併用をしているのです。

時間もまた節約すべき財産ですからね。

 

HDDに何でも詰め込むと遅くなる

HDDは保存データが多くなればなるほど
動作が鈍くなるのは
昔からの周知の事実ですよね?

それこそ、ゲーマーからすれば
HDDにFINALFANTASYを入れるような所業は
暴挙でしかない。

残念ながら、
HDDの鈍重さゆえの鈍い働きというのは

人間の熱意が十分に用意されているなら
即座にどうにかなる問題ではありません。

根本的な解決をしてやらないことには付きまとう問題です。

HDD高速化テクは焼け石に水

手動デフラグ操作
ディスクのクリーンアップ
使用頻度の低いソフトウェアの削除

確かに、こういった小技は
動作改善に効果は認められます。

ExcelやWordくらいなら十分な改善となりましょう。

ですが、30GBを超える
OS級のソフトより重いソフトを扱う場合

この程度の小手先の施策は何の意味も持たなくなります。

HDDにOSを入れるのは
Windows7世代の間に
淘汰されつつあった古い常識。

今やSSD同士ですら
世代間で力の差に歴然と差が出る
時代となっています。

ここで古い常識に固執すれば、
SSDとHDDの価格差以上の損害を
被ることは避けられない

、ということになるんです。

 

HDDに向いてないこと

重いソフトを開く。
重いデータを出し入れする

といったことを非常に苦手とします。

残念なことに、HDDは機械なので
人間のような「根性」は
概念すら存在しません。

32GBほどあるOSの起動速度は
SSDで10秒
HDDだと30秒以上

という結果が出ています。

CADソフトなどをお使いの方だと
これによって苦しめられているパターンが
結構多いんです。

向いてないことをさせれば
人間だって得意な人と比べれば
速度も質も落ちます。

「根性で性能差をカバーしろ」
なんて、機械相手には特に
言っても何の意味もない

という点を知らなければ
この問題は永遠に解決できないでしょう。

 

特にWindowsはHDDにいれるな

HDDに入れれば泣きたくなるほど遅くなる。

経年劣化を経ればさらに可哀そうな速度まで下がっていく

ってのが周知の事実なのに実行しといて
速度に対してケチをつけるのは
あまりに未開すぎると言わざるを得ません。

少なくとも、PCを買う立場なら理解しておかなくてはいけません。

「今、知るべきなのはHDDの高速化で茶を濁す方法などではない」と。

HDDは何でも仕舞える魔法の箱だった時代は10年ほど前に終焉を迎えているのですから

いい加減、Windows7がEOSを迎えた今、
Windows7以前の常識を妄信するのは
やめにしませんか?

 

HDD+SSDのおすすめ構成と費用

保証が切れたPCであれば
SSDを調達して組み込むと
安く上がりますね。

ゲーマーじゃないなら
256GBあれば十分です。

OSと重いソフトを少しばかり入れる程度なので

信頼性の高いWestanDesitalのでも
SATAなら3500円/枚で調達できます。

最近のはビジネスPCでも整備しやすくなったんで
簡単なねじ止めと端子の差し込み
Cドライブの移動を
ググりながらやればおk

BTOで新調するにしても
6000円の増額で済みます。

重いソフトで重いデータを振り回す
場合はnvme形式のSSDも検討すべきです。

掛かっても1台当たりのコストは
1万円を超えることはまずないですね。

会社の場合、
目先の経費節減に気を取られると

1万円以内で吸収できるコストのために
数百万単位の損失を受けるリスクもある。

レスの早い会社と遅い会社なら
前者を選ぶのが顧客心理というものですし。

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