パーツから周辺機器まで
コスパ第一で選ぶ守銭奴
てーとくです。
- どれを選べばいいかわからん
- とりあえずi7って言われて買ったのがゴミだった件
- 助けてください、とりあえず3950Xとか9900KFとか無理です
そんなわけで、
「金持ちしか快適環境が手に入らないのか!?」
なんて嘆かなくていいように。
ミドルレンジや低価格帯CPUで快適を求めるためのCPUを選別しました。
どうぞ、パソコンやパーツ選びの参考にご使用ください。
コスパの良さを左右するCPU
コスパが悪くなる理由の大部分。
それは、ひとえにマザーボード交換すら強いてくる「CPU」だと言えましょう。
あくまで大部分なので、保証の問題が絡む既製品についてはCPUに限った話ではありませんが。
とはいっても、CPUでハズレをひくと本当にどうしようもない地獄を味わいます。
そんなわけで、「コスパを追究する場合どんなCPUを選べばいいのか」について解説します。
良コスパCPU(安さが命)
Athlon 3000G一択。
導入コストで7000円を切って
消費電力は35wという圧倒的省エネ。
「で、ありながら」
3.5GHzを叩き出し
しかもAPU。
その上、OCでの限界突破すら可能。
とてつもない化け物商品です。
一瞬、9100Fと迷いますが、消費電力の少なさとOC可。
その上でさらに攻めた価格破壊をやらかしている。
コアの安定動作で3100Fが安牌という選択もアリですが
コスパ追及という意味ではAthlonに軍配が上がる。んですよね。
良コスパCPU(なんでもさせたい)
- Ryzen5 3400G
- Ryzen5 3600
- Ryzen7 3700X
それなら、Ryzenの中からこの3つのうち、1つを選ぶことになるでしょう。
一番クセのないなチョイスは「3600」
性能追求なら3700X
グラボ買うのがキツいなら3400G
ゲームでの勝利に固執してない限りこの3つのうちどれか選んどけば損はしないと言い切れます。
3700Xは2700Xより一回りスケールアップした性能を手に入れながら消費電力を65Wに抑える快挙を達成。
3600は6コア12スレッドで2700X以上の性能かつ65Wで中古の2700Xと同等のコストで入手可能。
3400GはAPUで65W。
3.7GHzの4コア8スレッドと手堅く
deskminiでは最強と名高い。
価格とリテールクーラーの信用。
そして、スレッド数の多さに由来するマルチタスク重視の設計がRyzenの売り。
それだけにこのジャンルでは独壇場になってしまいました。
良コスパCPU(ゲームで勝ちたい)
65Wで8コアを動かすゲーム特化設計がお買い得!
ゲームと言えばIntelの出番ですね。
金に糸目つけないならCorei9 9900K!
、なのでしょうがそれが出来るなら
恐らくこんなページは見ないでしょう。
i5、i7で甲乙つけがたいですが
まずは手堅くi7 9700Kを挙げたい。
6コア6スレッドで65W。
動作クロックは3~4.7。
導入コストも4万円クラスで少し頑張れば手が届く。
i5にも言えるけど、ランニングコストと性能の両立がとにかくスゴイんです!
そして、ゲームのintelというだけあって
コア数=スレッド数で
コアあたりの性能劣化を防ぐ作り。
ゲームで勝ちたいけどコスパを追究したいなら第9世代のi7、i5はかなりお買い得です!
導入コストがキツいなら65Wで6コア6スレッドが動くi5 9400fを2万円以内で買うのも手。
ワット別・良コスパの条件【2019年末】
- 35W級:Athlon3000
- 65W級:第3世代のRyzen5
- 95W以上:corei7 9700K
35W級なら「Athlon3000G」 3.5 APU
3.5GHzで、APUで、2コア4スレッドで、OCできる。
65W以下で35Wまで抑えてるAMDは低コスト帯で独壇場を築いています。
65W級ならRyzen5 3600。
手広く使え、リテールクーラーの機械的信用が高い点が圧倒的な強さになってますね。
GPU別売がキツいならAPUである3400G。
仕事量重視なら3700Xという選択もアリ。
95W以上で買うならゲーム特化もアリかと。
と、いうわけで
この消費電力であれば
core i7 9700Kが推し!
8コア8スレッドで手堅くゲームに勝ちにいける優秀なCPUです。
CPU=i7神話の崩壊
Ryzen第2世代より前の常識。
「とりあえずi7買っとけ。 間違いないから。」
corei7 2600kがけん引したSandybridgeの成功から
2年ほど前までの
intel一択環境では常識だった。
が、価格に見合わない性能の低さに頭を抱えるユーザーが身近に結構いたんですよ。
特に、「U」のつくCPUを積んだノートPC勢が。
中でも、
国内メーカー製を家電量販店で買った層が。
2019年末。
気付けば、coffeelakeを除いてIntelを
ゲーム用途以外で買う理由は
存在しなくなっていたわけで。
家電量販店のPC売り場で泣きを見て
日々の仕事にも頭を抱えてた
情弱ビジネス被害者を救った時は
Ryzenの躍進をすごく感じさせられました。
実際、被害者を救ったPCは
core i5 9400を搭載。
9400の属するcoffee lakeは
Ryzenとの攻防で負けないことを意識して
作りから売り方まで
かなり力の入った製品群ですし。
CPU買い替えない、がダウトな件【Windows7から】
「7世代最強コスパがもう時代遅れになったことをお知らーせします」
というのがその答えです。
実際、乗り換えるべき時期は
同等性能で導入コストと消費電力が低く
Windows10へ最適化された2400Gを擁する
Ryzen第2世代から来ていたのです。
今やRyzenも第3世代となり、
1つ下位の3200Gが2400Gに性能で肉薄。
3400Gは低コストを維持してさらなる進化。
7世代最強のCPUすらこの有様なのに
それ以外のが買い換えない理由なんて
どこにもないんです。
良コスパCPUまとめ【2019年末】
- 安さ:Athlon3000G
- 万能:Ryzen5 3600
- ゲーム:i7 9700K
単純な安さで買って「安かろう悪かろう」を掴まされないチョイスはこの3択です。
安さだけじゃなくて他の分野まで滅多打ちにi3 9100fを打ち負かしたAthlon3000Gには正直、舌を巻きましたが。
「とりあえず」で選ぶなら「Ryzen」としか書けなかったことにも驚いています。
今の時期にメイン機の改修してなかったらぼくも「とりあえずi7」とか言ってたかもしれないことを思うとゾッとする思いです。
ただ、CPUはあくまで目安の一つでしかありません。
安さと即納を謳うBTOで買う場合、メモリやストレージ容量で起こっている「難」が安さを実現していることもあります。
必ず、買ったり組んだりする前に。
スペックは隅々までチェックしましょう。