ビギナーにとってツクモの自作キットは買いですか？【守銭奴採点：70点】

駆け出しはキットから！

だった守銭奴な自作er、てーとくです。

駆け出しにはキットがありがたい理由を前回の記事でお話しました。

今回は、2020年1月現在、
唯一のショップオリジナルキットとなった
「ツクモの自作キット」を守銭奴として評価します。

守銭奴としては65～70点くらいのセットですので「買い」かどうかは読者様に委ねるところではありますが。

ただ、「これ買っておけば」というセットではなく、
最低構成としては足りないパーツもあるので
キット買いをご検討中の方は
目を通した方が二度手間が防ぎやすいかと。

最小構成未満で売り出されていたとしても
ショップが責任をもって出せる構成
という点は大きな安心。

チェックしておけば、
買うという判断に至っても、
買い忘れを防ぐお手伝いができるかと。

自作キットを買う理由

スキル習得後に無理して買うものではないですが、

パソコンを安く長く使うのに必要となる「修理スキル」が会得できます。

人間のスキルはゲームみたいに
わざマシンで覚えられませんから
、実際に組まないと身に着きませんし。

パーツセットとして見ても魅力的な値引き額だったりするので

初心者じゃなくても買う理由ができる場合もあったりします。

ツクモのキット内容

未経験者が組み立てという作業をひと通りこなすためのセットとしては妥当な構成かと。

ストレージ類がついてないので、SSDとかは買い足す必要アリですが。
（買い足すべきパーツについてkwsk）

9100は数年前のi5くらいバリバリ動いてくれる優秀なCPUで

RL08は防塵に優れつつRGBを備えた魅せるケース

物としてはお値段に釣り合うものが確かに販売されています。

守銭奴としてはダメ出しできるアラはいくつかありますが

買って大きく得するほどではないにしろ損まではしません。

今のcore i3は昔と違ってめっちゃ有能ですから。

ツクモのは2000円安い

これより安く買うとしたら
構成の一部を変更した方が下げられる
値引き額と構成ではあります。

もし、手を付けるとしたらケースかCPUですね。

ソケットが同じでも世代ごとに互換性の有無がややこしいのがIntelのCPU。

費用を下げる効果の大きさにつられてここをいじるのは危険でメリットも薄い。

なので

キットに買い足すべきパーツ

このキットの泣き所はメモリがないこととケースが豪華すぎることですかね。

キットの値段を下げてメモリを付けてあげた方が親切です。

9100にあうメモリで最も同店でお得なのがコレです。
（機械的信頼の厚いCrucialなのもポイント高い）

あとはストレージ。

下にある関連記事へ飛べば自分に合った構成が2パターンあるから、それに沿って選ぶと間違いありません。

考えるの面倒ならつぶしの利く「Nvme（500）+2.5インチ（256）+HDD（1TB以上）計1.5万円」買っとけば間違いなく快適に使えます。

メモリがなきゃ動かないし
SSDとか無かったらOS入りませんからね。

ツクモキットとcore i3

ぼくが自作をしたときはcorei5 4460というCPUが駆け出し用装備でした。

安っすいライトゲーマー向きBTOゲーミングのど定番として知られたCPUです。

それと同等の4コア4スレッドでマルチタスクもまあまあこなせるパワーがあり、4460より消費電力が低くて省エネ。

昔のi5と比べれば充分に上位互換と言えるのが今のcorei3

昔はせろりんとi5に挟まれた半端者みたいな扱いでしたが、今のi3は全くそんなことないです。

駆け出しが手にするのに十分な拡張性を備え、
拡張しなくてもそれなりに使えて省エネ。

事務用で終わっても悔いが残らず
発展も狙える。
めっちゃつぶしの利く「コスパのいい」CPUと自信を持って言えます。

ツクモのキットの総合評価

ケース代を削ってメモリを付けてやれよ。

というのが正直な感想ですね。

セットのマザーならmicroATXの入るATXで安いやつ選んだ方がはるかに優しい。
（関連記事：fulmoQとかいう3000円ケース、マジ大丈夫？【レビュー】）

ケースにグラボ受けがついてるので
セットのマザボが
スチールで補強されたpciを持つ
STEEL LEGENDなら話は別ですが。

防塵については鉄壁なので「レディパーフェクトリー」しておきたいならセットのケースを買っても損はしませんけどね。

守銭奴という視点で見れば甘い構成ではあるものの
買って損するほどではありません。

70点くらいの点数はつけられるセットです。

（´-`）.｡oO（守銭奴っぷりを極めたお客様目線100％な初心者用構成、作ろうかな）