メモリの値上がり・品薄になる兆候を読む3つのポイント【賢く買う】

>メモリを買おうとしたらめっちゃ高くなってたんだがどうすればいい?

>高騰どころか店から消えていた件について。

高騰のニュースを見た直後で
当然のようにメモリが組み込まれている完成品PC
、そしてメモリを買おうとすれば

誰だってこんな事態に直面します。

賢く安く、そこそこの性能をキープして
見栄えも悪くなく長持ちする

ってポイントにこだわる守銭奴としては
こういう事態は是が非でも避けたいわけですよ。

と、いうわけで
ぼくと利害が一致した読者様にも有用な
「メモリ高騰」について傾向と対策をする為の

情報収集の要点をまとめました。

 

対策!メモリが値上がり!?どうしよう!?

  • 生産メーカーの工場を直撃する疫病や災害
  • 生産拠点や本社所在国家の政情や経済の動き
  • 新製品と新規格への環境レベルのアップデート

この記事の内容をざっくりヒトコトでまとめると。

メモリの値上げニュースを聞くたびに
慌てなくてもいいよう
あらかじめ予知する方法です。

ざっくりと言えば
上に箇条書きした
3つのポイントがカギになります。

注視すべきポイントと詳細解説
メモリならではの悪影響波及の「癖」

これらを知っていれば
困惑する前に必要分の確保で困る事態は
減らせますからね。

 

新しいCPUが出る→値上げ【原因1】

関連記事:Ryzen5コスパ最強伝説「3500」が凄まじい記録更新をやらかす件

最近だと、Ryzen第3世代が出た時。

第2世代でOCして使う前提の
高クロックメモリが「売れ筋」へと変わる瞬間、
実際にメモリがユーザーによって
狩り尽くされました。

大量発生した狩人たちは
新しいCPUをいち早く試したいから買う

なので、陳腐化した規格まで「とりあえず買い」が起こる。

で、店という店からメモリが消滅するというわけです。

そして、市場原理により、希少化に比例して値上げってのは当然ですね?

 

中国@疫病で値上げ【原因2】

生産拠点で疫病が発生するとメモリの値段が上がる

市場を動かすのは人々の欲望や好奇心だけではありません。

流通がマヒしたり生産不能に陥っても希少化が発生。

品薄・購入制限・値上がりの3連コンボの発生条件が整います。

マザーボード・GPUメーカーのASRockは
チャイナリスク回避のため
いち早く影響下から脱出していますが
残念ながらASRockは
メモリメーカーではない。

未だ多くのPCパーツ製造メーカーは中国に工場を構えています。

COVID19に学び、
今からチャイナリスクに対して各メーカーが動くとしても
たとえ金を迅速に動かすことは出来ようと
生産設備と雇用の移動は
金ほど素早くは動けません。

人件費や動員人数のことも考えれば
政治と人的・物的資本を動かすのには時間を喰うし、

脱・中国は難しいと言えます。

PCやパーツを求める人間にとって
中国の防疫情勢は
決して対岸の火事とは言えない状況が
まだまだ続くでしょう。

 

韓国の政経次第で値上げ【原因3】

SUMSUNG、Hynix。

SSDのNANDだけでなく
メモリのDRAMを製造し、
高いシェアを抱える企業を

韓国は抱えています。

メモリメーカーはDRAMメーカーだけではなく
サードパーティーと言える多くの企業が出している。

なので、重要パーツを製造する企業を抱える国の
政治経済状況は決して対岸の火事ではないのです。

悪政による経済の停滞があれば減産が発生し
周辺国との軋轢は経済をマヒさせたり
供給の不自由を招く。

で、希少化による三大疾病が我々の財布とPC生活の充実度を直撃する。

善政が敷かれればその逆、というわけです。

多くの企業が生産拠点を構える中国。
Micronの本部がある米国
多くのメーカーを抱える台湾

だって同様に注視すべきって点もお忘れなく。

 

メモリ規格の進化で品薄・値上げ【番外編】

DDR5に対応し
ソケット形状も変わる
と言われている
Ryzen第5世代みたいな大型アップデート。

前のDDR規格が陳腐化すれば
たちまち最新の以外は商品価値が無に帰す。

だって、前のDDR規格なんてオワコンでしかないし
「オワコン=買う意味を喪失」ってことに
他ならないのだから。

実際、2020年3月現在の今にもなって
DDR3のメモリなんて
買う気しないでしょう?

実質的に商品価値を持った在庫と言える在庫がめっちゃ薄くなるわけ。

例えば、DDR3のメモリがDDR4ソケットと互換性がないでしょう?

それを考慮すれば
「陳腐化したのをとりあえず買う」
ことすら許されない。

高騰と品薄がありえないくらい早く発生することに他なりません。

 

メモリとPC「買うべき時期」を読む

生産国やメーカーが本部を構える国の
政情不安や経済状況の悪化。

災害や疫病、戦争の発生。

住んでる日本が安心なら何ら問題ないじゃないか
、というわけにはいきません。

ビジネスユースでパーツやPCを買う人々にとっては頭が痛いし

PCの自作を趣味とするぼくらみたいな人種にとっては生き甲斐そのものを襲う危機。

それゆえに、韓国や中国、米国の情勢は対岸の火事なんかじゃないしCPUを中心とする他パーツの販促計画だって決して無関係じゃない

賢く買ったり手堅く目当てのものを求めるなら海外情勢までしっかりと情報を日頃から集めておくべきであると言えましょう。

高クロック品から値上げ・品薄

高クロックな品は元の値段が高いので
売れ筋帯から比べれば在庫の数は薄め。

なので、希少化による
価格高騰と品薄化のあおりをモロに受ける
最前線を担うことになります。

というようにメモリに関してはこんな「クセ」が存在します。

高級品の売り切れが頻発する状況を見たら
いち早く動かないと

売れ筋品狙いも困惑する事態に。

ハイエンドを求める人ほど敏感さと迅速さを要求される。
在庫の厚い売れ筋品を買いたい人も
ボヤボヤしてはいられないと心得ましょう。

大手メディアの取材に対しても
販売店は「早めに買ってもらうしかねーよ」
としか忠告できないのですから。

最新情報をチェックしよう!