と唸る前に予習を済ませた自作erな守銭奴、てーとくです。
設置場所の高さ制限がネックになりそうな
製作依頼案件を今まさに進行中なのですが
スリムケース縛りになることを想定して
勉強し直した際に見つけた認識の落とし穴が
「ロープロファイル」だったので、
備忘録がてら記事化することにしました。
性能とスペースの間で悩んでいる人が
「正確に」悩めるように。
ってな感じで参考に使ってもらえればうれしく思います。
ロープロ=スリムケースの宿命
- 電源容量が限られてるので高性能化の制約も厳しい
- グラボはロープロファイル対応しか載せられない
- 電源は300Wがデフォでアップグレードが色々とムリゲー
BTOパソコンの販売サイトを見れば一目瞭然ですが
スリムケースとタワー型ケースでは
本体背面にあるpciスロットの大きさが違います。
今回ここでお話しするのはグラボの話なので
電源についての話題は
割愛させて頂くことにはなります。
ただ、電源の頭打ちが割とシビア
ということは高性能化の限界値は割と低い
ということでもあるんです。
スリムなPCを
組んだり買ったりする前に知っておくと
正しく悩むことができ、
賢い買物につながるので、
覚えておいて損がない知識であります!
そもそもロープロファイルとは?
- 補助電源が要らない
- =スリムケースでも使える
- =ブラケット付きで本体横幅がスリム
上記3つの特徴を兼ね備えたグラボのことを
ロープロファイル対応と呼びます。
選択肢が限定されるので、
スリムケースでの自作が
ビギナーには向かない理由の一つにもなっています。
安めのグラボに多く見られることから
初心者からの認識は
「補助電源不要だけでそう呼べる」
と思われることも多いでしょう。
実際のところは
サイズゆえにロープロファイル対応である
感じなので覚えておきましょう。
「省スペースで作ってくれ」と依頼されたときなんかに便利な知識ですから。
ロープロファイル最強1650
価格帯と性能で言うと
競合はRX570と前作のGTX1050ti。
「ロープロじゃない場合」は570に劣り
1050ti相手には余裕の勝利。
という位置づけです。
これより上のクラスで
ゲーミング用のロープロファイル対応グラボは
存在しないので
DirectX重視で買うグラボとしては
「ロープロ最強」をほしいままに
している状態です。(20年2月14日現在)
1050tiよりイイグラボ
- 性能は2割ほど向上
- ランニングコストも低減されている。(TDP:75W)
※Ryzen5 3600と足せば140.200W以内でそこそこの性能を叩き出せる計算に!
よりお財布に優しく、性能も高い。
後継機と言われるだけの進化を
1650は遂げているのです。
2700X→3700Xみたいな規模ではないにしろ、
2700X使ってる人間としては
ついついデジャヴってしまう話です。
コスト面でも性能でも単純に競り勝っているんで
かつ、価格差も大きくないんで
「10円足りない」
みたいなことがない限りは
1650を選ぶことになります。
RX570にロープロがないのが美点
サイズ制限さえなければ
ワッパと本体価格で
Radeon RX570相手では
とても歯が立ちません。
選択肢が狭まって難儀するパターンの典型的なパターンの一つとも言えます。
コスパでは570に劣りますが、
570にはロープロ対応モデルがありません。
サイズ面で570が選択肢から外される限りは
20年2月14日現在だと
最高性能を誇るのは1650なのです。
ロープロで性能追求するなら?
GTX1650のロープロファイル対応モデルが一番安い。
コスパもランニングコストも。
まともな競争相手は「RX570」と前作「1050ti」のみ。
ロープロでないとダメな環境なら、
「10円足りない」
みたいなことがない限り選ぶべきはこちら。
2.1万円出せば買えますので、スリムケースで作る際は是非ご検討を。