COOLER MASTERのG200PをDeskMiniに積む前に【注意点まとめ】

熱暴走のしやすさゆえにノートパソコンを避けてDeskMiniを持ち歩くほど

熱暴走リスクをめっちゃ警戒する守銭奴な自作er、てーとくです。

20年1月下旬。
COOLER MASTERから発売されました。

RGB電飾でき、
DeskMiniに収まる
カタログスペックを誇る
背の低いロープロCPUファンが。

DeskMiniを電飾しろ、と・・・?

なんてお思いの方をホイホイする製品ですね。

だが、ぼくは待ったをかけたい。

カタログスペックのサイズで
入れる理由を見出す人に
カタログスペックの性能面に
入れるべきではない理由を見出しているから。

理由だけでなく、救済策やG200Pでのリスク回避法も添えて

実際にDeskMiniに3400G積んで使ってる使用感をもとに

理由から救済策まで用意させて頂きました。(→使用中のA300・マシンスペック

 

G200PでのDeskMini電飾は危険?

はい、危険です。

軽いゲームも詰んでるCPU次第で動かせるのがDeskMiniのすごいところ。

ですが、軽かろうとも3DCGであるならそれなりに熱を持ってしまうのも事実。

熱暴走がPCにとっては心臓病みたいなもので

CPUクーラーが重要な保安部品で

冷却をCPUクーラーだけに依存するDeskMiniなら

CPUクーラーは冷却性能ありきで選んでいかなくてはならないことになります。

スペックを追究すれば追求するほどに。

自分がDeskMiniで組んで持ち歩く理由を考えると
G200Pでは恐ろしい!
と断言せざるを得ないんですよね。

 

G200Pでは力不足@DeskMini

ぼくの組んだA300ベースの自作機にはNOCTUAの「NH-L9a」を使用。

風量57.5CFMという薄型の中では最高レベルの性能を誇るファン。

それでも、ゲームをすると80度スレスレなんてこともあったので

性能を引き出すつもりで
「小さいPCをデスクトップに」
とお考えの方には

「推奨」ではなく「必須」といえるスペック。

ぼく個人としては、
4コア8スレッド以上をガンガン使って
安心と言えるのは
Noctuaだけ。

ハイエンド空冷でも静粛性と冷却性能で
頭1つ抜けた性能が評価と信用を集めているメーカー
というのも推しのポイントだったりします。

 

G200Pは風量不足【理由1】

したがって、35かそこらしか風量を生みだせない
G200Pで3400Gなどを冷やそうと目論むのは
リスキーすぎると言えます。

60と30ちょいではあまりに性能差がありすぎますからね。

リチウム満載のノートパソコンほどでは無いとはいっても

熱暴走が発生した結果はCPUがただの石くれになるだけで済むとは限りませんからね。(関連記事:ノートパソコンが熱い!買う前に知っておきたい「熱暴走」の話

DeskMiniはCPUファンの吸気だけで
冷やす構造なので
高性能DeskMiniなら
ファンも最上級を用意すべきです。

それに、DeskMiniの電飾はファンじゃなくても十分なのがありますからね。

 

G200Pに合ったCPU

Athlonシリーズなら安心して載せられますね。

TDPが35Wなので、G200Pでも十分な冷却を達成できるでしょう。

Athlonはワットパフォーマンスも良好で
8000円くらいで買えるCPUとしても
知られているので

予算が厳しくなりがちな学生さんにも嬉しい構成。

G200Pも5000円くらいだし、
DeskMiniだけで「ケース・電源・マザボが一通り揃ってることもあって」
手を伸ばして買えない価格でもありません。
(もっとも、NH-L9aも6000円ほどで買えるんだが)

最初はリテールで組んで、後から買って取り付けるという手もありますし。

 

G200Pで電飾しておkなパターン

MicroATX以上でケースファンも備わったケース内で活躍させることですね。

DeskMiniはMiniATXより小さいので
どうしても熱を「持ちやすい」機体ではあります。

そんなわけで、広くなればその分だけ熱くなりにくくなる
=その分だけ使える幅が広くなる
、というワケなんです。

とはいっても、水冷化する場合なんかは「いの一番に」掛かるべきポイントではあるので、

出来ればCPUファンは装飾の自由度より性能で選んで頂きたいものです。

どうしても使いたい場合は、CPU性能を控えめにするのが上策な点はDeskMiniと変わらないですし。

 

DeskMiniの電飾はNVMe一択

保安部品としての性格やリスクを散々語ったので

最後はDeskMiniの電飾を楽しく為の救済策を書き残しておきます。

それは、「RGBつきNVMe」を装備すること。

光る面積は小さいように思えますが、しっかり内部全体を彩ってくれます。

オススメは下の「XPG 40G」ですね。

ご覧の通り、上のツイートのようにしっかりライトアップされ、RGBの光をしっかり漏らしてくれます。

COOLERMASTER G200Pみたいにゴツくなくても十分な光の量を供給できるし、

冷却を損ねないで装飾度との両立ができる点はかなりおいしいと言えましょう。

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