【守らなきゃ大やけど!】PCケースファンの常識【初心者向け】

「性能を可能な限り殺さず美観を追求
をテーマに2700Xモデルを構築中の自作男子
、てーとくです。

  • クーラーの電飾を活かしたい
  • コスパのいい買い方を知りたい
  • 買ったケースについてなかった、どうしよう(はわわ

※てーとくが勉強したキッカケは最後のだったりします(黒歴史)

ケースファンってたくさんあるし

勉強すればするほど深みにはまる世界。

なので、5000文字ほど量がありますが、
なんと書いたのは
「ビギナー向けの内容だけ」。

それでも面倒な人向けに
厳選パーツ集へリンクも
すぐ下に設置しときました。

ケースファン知識、なぜ必要?

  • ケースの優秀設計が台無しになる
  • 内部機器が熱で死ぬ
  • からの火災(最悪)

基本的にPCケースは初心者向けを除いて「ファン別売」になっています。

そして、買い方を誤ると
安物買いの銭失いじゃ済まない事態を招きます。

ですので、ケースファンをまともに買えるだけの知識は必須なのです。

ただ、ケースファンという分野は
たいへんディープなため、
たいへん勉強が面倒。

たくさんの派閥が議論を戦わせている
deepcoolな分野。

ですので、面倒だと思ったら
背面用にコレと末尾で紹介しました
廉価モデル」そろえて
前や底に着けとければ無難に解決できるかと。
※ただしサイズは要確認

 

fulmoQとケースファン

fulmoQみたいに最初から背面ファンだけついてたり

ぼくが買った特別モデルみたいに
前面ファンも付いてるモデルもある。

そういうケースだと考えずに済むから
本当にラク。

ただ、それしか選べないと

かなり不自由な目にも遭います。

ただ、ケースファンとか
エアフローについては自作してると

遅かれ早かれ学ぶことにはなるので

エアフローの面倒さが理由なら
ケースの選択肢を狭める必要は
ないでしょう。

 

ケースファンの役割

  • 冷却による熱暴走とそれに起因する弊害の防止
  • ビジュアル・インテリア性の向上

絶対的な役割は「冷却」。
1にも2にも冷却です!

パソコンという道具は熱に弱い部品の塊。

熱処理を怠れば最悪、火災すら引き起こします

2つめは「文字通り」お飾りですが、
インテリア性を重視する方にとっては
すごく重要。

電飾の有無、選び方という
配色以外の要素が
特に意味を持ってきます。

ガラスやアクリルをサイドパネルに採用したケースなんかを使う場合は。

 

ケースファン選び、5つの要点

  • 風量
  • ピン数
  • 回転数
  • 最大騒音値
  • 電飾の有無

最後のはモチロン、ビジュアル派のための要素です。(大事なことなので2回言いました)

風量もさることながら
ピン数がすごく重要だったりします。

回転数を制御できるか否かが
端子の形によって変わるし、
ピンを4本で作ってるマザボも多いので
組みやすさにも関わります。

騒音値と回転数も重要。

3pinの場合、常に全力ですし、
4pinでも回転数の幅で
騒音と風量が決まるようなもの。

性能と環境を整える上で5つとも軽んじることは出来ないのです。

 

ケースファンと吸排気

  • 正圧:吸気マシマシ・排気スクナメ ホコリに強いのがウリ
  • 負圧:排気マシマシ・吸気スクナメ ホコリに弱いが冷却力に優れる

2つとも冷却が出来る構成であることには
違いありません。

が、それだけに2つの派閥に分かれて激しく論争している原因でもあります。

ぼくの場合、最初は「オール4pin」で組んでみるのをオススメしています。

4pinだとマザボメーカー謹製の制御ソフトで
正圧気味にも負圧気味にも出来ますからね。

引っ越したりすると環境も変わりますし、
臨機応変に動かせる仕様がベストかと。

ファンの配置は前面に大型ファンをつけたり
複数配置して、

ケース内の空気の流れが煙突みたいになるよう
背面のスペースか上部に
排気ファンを取り付ける

のが基本になりますね。

ケースファン、リア必須

ケースファンを1個で済まそうというのは
賛同しかねますが、

ロースペックで予算が厳しいというのであれば
致し方ないかもしれません。

吸気は通風できる穴さえあれば
何とか出来ます。

ですので、排気ファンを回すことで
しっかりとした「空気の流れ」を作るのがベター。

排気からの対応は「どんなケースでもやりやすい」という利点がありますし。

ケースファン配置術(特殊な例)

ぼくが2代目のために購入したinwin103など

前面吸気が出来ないケースもあります。

この場合は焼却炉と同じイメージで
エアフローをする感じで組むことに。

前から後ろ
ではなく

熱の特性を利用して「上に熱を排出する」ように
組むのです。

 

ケースファンと風の方向(注意点)

ケースファンの多くには側面に空気の流れる方向を表す「矢印サイン」があります。

ないモデルもあるので
「排気側=配線が見える側」
と覚えれば

間違う確率はかなり減るでしょう。

上やらリアのスロットで吸気に

前や底から排気しちゃう

排気と吸気を互い違いみたいなつけ方はNG。

熱の特性に即し、
間違いのない設置をしましょう!

 

ケースファンは4pinがいい

出力の切り替えにパーツをかませなきゃいけないし

とにかく最大風量でしか回ってくれない。

ケーブル接続も微妙に気を使う。

安さに付け込んで何かと不自由を課してくるのが3pinファン。

一方、マザボメーカー謹製制御ソフトで
負圧と静圧すら自在なのが4pin。

しかも、価格差も
大して開きがなくなってきている。

安さだけで3pinを選ぶ理由は
消え失せつつあるのです

マザボとソフトで管理する方式は
イタズラや誤操作という
手動制御ならではのリスクも
避けやすいですし。

 

ケースファンとLED

LEDに関してもRGBと固定色

2種類ある。

RGBファンには
切り替えスイッチが付属してる場合が多く、

RGB制御機構付きのマザーじゃなくても
手動で色を変える楽しみを味わえます。

そういう意味でも
オススメはRGBついたヤツですね。

アクリルやガラスのサイドパネルを採用してるケースで組むなら。

 

ケースファンとCPUファン

前面ファンのあるケースで
サイドパネルがクリアパーツじゃなくて
空冷PCであるならば。

前から後ろへガンガン空気を送り込める
サイドフローCPUファンを採用すべきです。

トップフローはサイドフローより弱く

インテリア性のためにAMDのMAXクーラーが外せないとかでもない限りは

空冷である限りスペック高めのマシンならサイドフローで組むべきです。

虎徹とか無限とかでケースファン性能を最大限まで生かす感じで

 

大風量ケースファン・弱点克服

Noctuaでもない限り、大風量ファンとは五月蠅いもの

冷却をファンに依存して静音ケースで収めるか
爆音を我慢するか。

それを選べない人にも
自作パソコンの世界は優しかったりするんです。

防振性能を付加するブラケットやゴムパーツが結構出てるんです。

ただ取り付ける手間とかもあるし追加武装なので

ぼく個人としては最初から防音に優れた
高級モデルの採用を強く推したいですね。

 

ケースファン選び「まとめ」

  • 4pinモデルを選ぶ
  • 制御できる回転域が広い
  • 方向を間違えないよう設置する
  • 暖気は上に向かう習性が強い【基本】
  • ビジュアル重視か否かで構成が大きく変わる

この5点を抑えつつ安さだけに振り回されない。

これが、金をドブに捨てない「ケースファンの選び方」となります。

ビジュアル重視なのにビジュアルを捨てる
静音重視なのに爆音ハイエンド

こんな風になるのはいかんのです。

インテリア性を最優先しないなら
RGBが静音やエアフローのために死ぬのは
ご愛敬くらいに思って買うのがいいでしょう。

以下、「これ買えば間違いない」
をまとめました。

もちろん、ここまで書いた内容を
可能な限り満たすラインナップです。

おすすめpcケースファン

性能ならNoctua
コスパならinwin

というのが結論。

Noctuaの美点は性能。

冷却と静寂の両方が欲しい人にとって
これほど価値ある買い物はありません

ビジュアル面は犠牲になってるので静音重視のスチールケースと組み合わせると吉。

ハイエンドじゃなくていい人なら
ここでは廉価モデルの項目だけを
見ればいいでしょう。

「安いだけの買うくらいなら
絶対こっちを選ぶ方がいい」

というモデルを紹介・比較しています。

4pinでRGBついて十分な風量を提供して「1000円/1枚」以下。

が、何故コスパがいいのかについて知っておけば
500円くらいのモデルを安さだけで選ぶより
手堅い買い物が出来ますぞ!

最強ケースファンNoctua

4000円帯という
お高いモデルにはなりますが、
性能のみで選ぶならこれ一択でしょう。

22dbの静音に100を超える大風量。

4pinかつ使える風量も450~2000と広いですし。

また、最大騒音が3dbほどアップし、
使える回転も450~1700回転になるけど

120の大風量を上の半額以下で買える
モデルなんかもあります。

手堅いケースファン

NZXTのケースファン。

1年ほど回しっぱなしでもヘタらぬ
記録を持つ
耐久性に定評があるRGBモデル。

お値段はNoctuaのハイエンドモデルより
少し安め。

ファンとしての働きは
廉価モデルと変わりません。

ですが、安いエントリーモデルと比較すると
カタログスペックでの耐久は倍。

強靭さとビジュアルを両立したい人にとっては決して高くないモデルでしょう。

おすすめpcケースファン(廉価)

ぼくのオススメはinwinのシリウスループ!

廉価版のRGBケースファンで競合になるのが
Deep coolのRF120。

正直かなり迷いましたが、
買い物の質としては
シリウスループに軍配が上がるんです。

比較製品RF120シリウスループ
ドスパラ価格(¥)27002891
1枚単価(¥)900964
最大ノイズ(DB)2727
回転(RPM)500-1500500-1800
風量(FCM)56.550
耐用時間(h)表記ナシ30000

両方とも4pinとRGB装備で
1枚900円台の120mmケースファン。

格安でRGBという付加価値を
両者とも備えてるので
もっと安い非RGBと比較しても
太刀打ち出来ます。

コストはRF120の方が
1枚あたり64円安いんですが、

シリウスループの方が
耐用時間が公式サイトで明記され、
回転数の操作が300rpmぶん大きい。

4pinファンとしての優秀さと信用を足せば
シリウスループの方が買いと言えましょう。

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