パソコンの端子に雷マークが入ったUSB-Cがあって気になる。
けど、これの何がいいのか解らない。
そして、大好きなメーカーからインターフェースカードが発売された。
なんて話を聞けば疑問の一つもわいてくるのが人情ですよね?
と、いうわけで。
守銭奴で自作する人でASRock大好きなぼくが
簡単にThunderbolt3について解説しちゃいます!
「ASRockのインターフェースカードを導入する意味があるかどうかを説明する片手間でな!」
(どっちが片手間かわからない、ツンデレな内容ではありますけどね)
サンダーボルト3って何がいいの?
- 機器間のデータ転送が爆速(ケーブルの長さ次第)
- PCとモニターをつなげると映像が超綺麗
- 1本のケーブルでなんでもやります!
- 充電が鬼のように速い
何でもこなせる千両役者で
島風のように充電とデータ転送が速い。
これが「Thunderbolt3」という規格。
Ryzen機だとX570チップセットでしか意味をなさない点が注意点になりますね。
ASRockが後付けサンダーボルト3を販売したンゴ
1/6にネットのニュースで目にしたのですが、
ASRockがThunderbolt3を後付けする
インターフェースカードを発売。
マザーボードのpciに接続し、補助電源ピンを刺して
グラボのdpポートとdpケーブルで接続。
4Kや5Kへの対応を補助する性格の製品だとお見受けしました。
サンダーボルト3とケーブル
とまでは言いません。
通常のUSB-Cと同じ形状の端子こそ使いますが
役割については同じくらい多芸でも
速さはUSB3.1の4倍。
中身は完全上位互換。
サンダーボルトがサンダーボルトとして機能するためには専用のケーブルと端子どっちもが揃わないと機能しません。
さらに、ケーブルにはもう一つ知っておくべき事実があります。
サンダーボルト3は短い=正義
サンダーボルトケーブルは50cmのを選ばないと最高速度40Gbpsを叩き出せない。
1mを超えると20まで減速を余儀なくされます(それでもまだまだ速い)。
多芸さと速さの両立実現には物理的な距離がモノをいう状態なのです。
ただ、アクティブケーブルと言ってUSB3.1と3.0をサポートせず、通常のUSB利用だと2.0にしかならないものもあります。
多芸を捨て、映像データを高速で繋ぐことだけを目的に作られているから、モニター用として最適化した長さと速さを両立しているケーブル、というわけです。
そこに多芸さを盛り込むならば半径50cmという制約の中で何もかも納めなくてはいけません。
サンダーボルト3とモニター
ASRockのインターフェースの場合だと5Kモニター1台との接続
または4Kオンリーのデュアル環境
そのどちらかで繋ぐための道具、という位置づけ。
4万円も5万円もする4Kを2台、とか
30万くらいする5Kを単独利用
みたいな環境でこそ輝く規格と言えますね。
- 4Kモニターを見に行く
- インターフェースカード売り場の案内へ向かう
USB-Cとサンダーボルトの謎
端子の形は同じでも。
2.0と3.0と3.1が違うように彼らとThunderbolt3もまた違うのです。
3.1の最速が10Gbpsという数字ですが、
Thunderbolt3は4倍も早い。
手を抜いて鈍足化しても2倍速でゴールへ飛んでいく。
それはもう、100m走20秒の子と手抜きで10秒で走れちゃう超人の競争ですよ。
ね?全然ちがうでしょ?
サンダーボルトは買いですか?
- 仕事で重いデータばかり扱う人
- 4Kモニターや5Kモニターのユーザー
旧規格のままだとモニターが宝の持ち腐れになる人や
大量の重量級データを仕事で捌かなくてはいけない人
であり、かつ最新のmacやX570チップセット搭載のマザボを積んだPCの使い手。
この条件に当てはまるなら買わない理由はナッシング。
ただ、それ以外の人ならなくてもそんなに困りません。
マザボや機体の更新はそれなりの金銭的負担や手間が掛かりますし
それで日常が回っているのであれば釈迦力になって手に入れるものでもありません。
ASRockの後付けサンダーボルト
X570 Phantom Gaming-ITX/TB3
というマザーボードのみが
サンダーボルト対応の
AM4マザボでしたが
このカードによってX570であればtaichiや鋼伝説が4K5Kへの最適化を果たせるというわけです。
(もちろん、非搭載のZ390マザボも)
モニターを腐らせたくない人や重いデータばかり扱う仕事をされてる方などは注目すべき商品と言えましょう。